惜敗のデルポトロ、死闘制したナダル称賛「いつだって他選手の上を行く」(AFP=時事)

【AFP=時事】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)の男子シングルス準々決勝で、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)との死闘の末に惜しくも敗れたファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)が、勝利したナダルは「いつだって、ツアーの他の選手の少し上を行く」とたたえた。

【写真15枚】ナダルが見せた紳士対応

 センターコートで行われた世界ランク1位のナダルと大会第5シードのデルポトロの一戦は、4時間48分の戦いの末に7-5、6-7(7-9)、4-6、6-4、6-4でナダルが勝利し、ウィンブルドンではキャリア6回目、四大大会(グランドスラム)では通算28回目のベスト4入りを果たした。

 デルポトロも、ウィンブルドンを2回制しているナダルをなんとか封じ込めようと、ボールに跳びつき、足をもつれさせ、滑って転倒しながら奮闘したが、最後は16回目の直接対決で11敗目を喫した。デルポトロは6月の全仏オープンテニス(French Open 2018)準決勝でもナダルと対戦しているが、そのときはわずか7ゲームしか取れない完敗だった。

 デルポトロは「ラファはファイターであり、素晴らしいテニスをする。きょうの勝利と、勝ち続けるのにふさわしい選手だ」とコメントした。

「世界ナンバーワンとこのレベルのプレーができてうれしい。撃破まであと少しだったが、かなわなかった。ラファはいつだって、ツアーの他の選手のほんの少し上を行く」

 試合は第1セット、決勝に勝ち進んだ2011年以来となるウィンブルドンの準々決勝に臨んだナダルが先手を取った。ゲームカウント6-5とナダルがリードして迎えたゲームで、最後はデルポトロのバックハンドがミスとなり、貴重なブレークをもぎ取ったナダルがセットを獲得した。

 しかし続く第2セットは、ナダルが4本のセットポイントを逃してデルポトロが奪取。タイブレークナダルがダブルフォールトを犯すと、デルポトロはその隙を逃さずにセットカウントをタイに戻した。デルポトロは続く第3セットも、フォアの深いショットでこのセット唯一のブレークを奪い、同時にセットも手に入れた。

 ところがナダルもそこから盛り返してセットカウントを2-2のタイに戻すと、迎えた最終セットはスーパーショットやこん身のダイビングショットが飛び出す白熱の展開となり、2人とも転倒する場面もあった。

 そして最後は、1ブレークを奪ってゲームカウントを3-2としたナダルが、第6ゲームと第8ゲームでブレークのピンチを迎えながらともにキープし、そのまま記憶に残る勝利を収めた。デルポトロもサービスエース33本、ウイナー77本と見事なスタッツを残したが、一歩及ばずに力尽きた。

「確かに今この瞬間は悲しい。5時間近く走り続け、世界1位とこれだけのハイレベルな試合をし、そして敗れた。負けて良いことはない。しかしあしたかあさって、家へ帰って試合や何本かのポイントを見返したら、自分のレベルや、自分のプレースタイルをうれしく思うはずだ」 【翻訳編集】 AFPBB News